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「新説!所JAPAN」最新詐欺の手口と対策 撃退法を紹介

2019/10/14
 
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はじめまして☆さくらこです。 初代Macからのパソコン歴20年以上の主婦ブロガーです。 主婦目線で気になったことなどを色々書いています!

6月3日に「新説!所JAPAN」で放送された、最新!詐欺の手口と対策方法を紹介していきたいと思います。

日本人は、なんと1日約1億円という詐欺被害にあっているんだそうです。(2018年詐欺被害の平均金額)

一年間にすると詐欺被害で356億円が騙し取られてしまっています。

しかも、この被害額の96%がたった3種類の詐欺だったそうです。

詐欺に騙されないようにするために詐欺の手口と対策等をおさらいしていきましょう。

オレオレ詐欺に注意

被害総額約183億円(2018年)と日本人が一番被害にあっているのが「オレオレ詐欺」です。

身内のふりをして詐欺を行います。

警察やメディアで「オレオレ詐欺」防止を色々呼び掛けていますが、今年1月だけで東京都内の被害額は5億8千万円と6億円にせまるいきおいで増え続けています。

なんと昨年の1月の被害額よりすでに1億円も増加しています。

オレオレ詐欺被害者の共通点とは?

騙されてしまう人のほとんどが、会話の中で無意識に自分の個人情報を詐欺師に伝えてしまっているそうです。

例えば、電話で「お母さん」と言われ、「〇〇ちゃん?」と名前を言ってしまっている、家に自分一人しかいない事を言ってしまっている等。

詐欺師に家に一人しかいないと分かると、相談できる相手が近くにいないので特に騙されやすくなってしまいます。

手口その①

お金を借りたいと電話をかけてきた息子になりすます

手口その②

ある悩み事を相談してきた息子になりすます

警視庁のデータによると、オレオレ詐欺電話を受けた人の90%以上が騙されてしまっているそうです。

しかも、最近の詐欺は巧妙に進化しており、なりすますのは「オレオレ詐欺=息子」とは限らないそうです。息子になりすます手口はもう古いという事です。

「オレオレ詐欺=息子」になりすます詐欺と思っている人は真っ先に騙されてしまうので注意!

最新のオレオレ詐欺「オイマゴ詐欺」とは?

オイマゴ詐欺とは、なりすますのが「孫や甥っ子」の最新の詐欺の手口です。

普段からあまり声を聞かない孫や甥からの電話では、その声が本当に孫や甥っ子なんて分かりません。

普段連絡のない「孫や甥っ子」を名乗る人物からの電話は特に気を付けたほうがいいですね。

何で日本人はオレオレ詐欺に弱い?

なぜ日本にはオレオレ詐欺の被害が多いのか、それは日本語の構造にありました。

特に一人称(俺)(私)に由来がありそうだという事です。

一人称の中で「オレ」は一番最長に使われている言葉で、これに付け込まれている面があり、最初に「オレ」と言うと、主語がなくても会話が成り立ってしまっているからです。

しかも、「オレ」は身内の間で使われやすい一人称なので、「身内の誰か」と無意識に思い込んでしまっているからなんです。

確かに日本人は、自分の名前を名乗らず一人称だけで会話している人が多いです。

なぜ日本人は「下の名前」をあまり名乗らないのか?

日本には本名を隠す文化があったそうなんです。

例えば、「坂本龍馬」の「龍馬」は本名ではなく「坂本直柔」(なおなり)です。

日本では本名は「忌み名」として日常では決して呼ばないのが習いでした。

その理由は、本名を知られると「魂がコントロールされる」と信じられ、親やすごく親しい人以外には本名を隠していたという説があるそうです。

詐欺師のテクニックを知り未然に防ぐ

  • 相手の警戒心を解くためにフォーマルなスーツ姿が多い
  • 知っている情報を頼りに会話に持ち込む
  • 最初に「ご無沙汰しています」という言葉を使い、相手に思い出さないと失礼だと思わせる
  • 会話で「子供がいる」「主人の帰りが遅い」などの個人情報を聞き出し、夕方帯は子供と母親だけを認識し訪問詐欺に狙われる
  • 子供の写真を見せる事で相手の警戒心を解く
  • 自分のプライベート話を先に話し、相手の個人情報を聞き出しやすくする

日本人は「同級生」などと言われると、同じ共同体に仲間意識が芽生えやすくなってしまい、警戒心が解けてしまいがちです。

子供の誕生日や実家の場所、親の年齢等、特に簡単にしゃべってしまわないように気を付けましょう。

江戸時代のなりすまし詐欺事件とは?

一人の女性がおこした未だに歴史に残る肩書き詐欺事件が江戸時代にありました。

福島県の貴徳寺には、その詐欺事件を起こした女詐欺師「妙海尼」さんの供養塔が祀られています。

女詐欺師「妙海尼」は、忠臣蔵で名高い赤穂浪士の一人「堀部安兵衛」の未亡人になりすまし、多くの金品をだまし取ったそうです。

江戸時代、肩書きに弱い身分制の社会だったので、なりすまし詐欺は江戸時代の名物だったようです。

架空請求詐欺に注意

2018年の被害総額約137億円の「架空請求詐欺」も日本人がオレオレ詐欺の次に被害にあっている詐欺です。

架空請求詐欺は、「料金を支払え」という身に覚えのない請求をされることです。

「架空請求ハガキ」は詐欺

民事訴訟最終通知書」というハガキが送られてきたら、それは架空請求詐欺です。特に2017年に数多く架空請求はがきが郵送されています。

最近では更に巧妙に進化し、より本物らしさを出すためハガキに「桐紋」が入っていたり、ハガキにプライバシー保護シールが貼られていたりするものもありますので注意が必要です!

メールによる架空請求詐欺もあります

迷惑メールは年々巧妙になっており、例えば、よく利用する「Amazon」「楽天」「佐川急便」「Apple」等、企業のメールによく似せた迷惑メールやサイトがあるので注意が必要です。

アマゾンを装う詐欺では、2017年からわずか半年で約1億6500万円の被害額が発生しています。

よくあるのは、「第三者による不正アクセスを検知したため、パスワードを見直しお支払方法の再登録をお願いします」というメールが送られてきます。

このメールのURLサイトをクリックしてしまうと、本物の様に作られた偽サイトでログインをしてしまい、そのままIDやパスワードやカード情報が抜かれてしまいます

迷惑メールを見分けるポイントは?

メールのURLをよく見る事で未然に被害を防ぐことが出来ます。

例えば、「Amazon」が「Amazone」や「Anazon」になっていたりしますので、スペルをきちんと確認し、メールが送られてきたら慌てず、まずURLを確認しましょう。

私が行っている対策は、まずインターネットでその送られてきたメールの内容について「ネット検索」して調べる方法です。

既に、被害にあっている方や迷惑メールの情報を公開してくれている方がいたりします。

実際に私があったのは、「Apple」からメールが送信されてきて、「iTunesの不正アクセスがあったため、IDが使えなくなっています」との内容です。

この「Apple」を装ったメールは実に巧妙で、メールもまるで本物のようなメールでした。

このメールのURLにアクセスして慌ててログインしてしまうと情報を抜き取られてしまう所でしたが、本当にiTunesが使えないのか、先にアプリを起動して確かめ、さらにネット検索で同じようなことがないか検索して未然に防ぐことが出来ました。

芸能人のなりすましメールも注意

なりすましメールは、幅広い世代に知られている有名人が多いです。

迷惑メール評論家の方が最も衝撃を受けたNo.1衝撃迷惑メールは「トム・クルーズ」のなりすましメールだとか。

そのメールには日本語で「徹子の部屋に出たい」と書かれていたそうですよ。ありえませんね。

なりすましメールに返事をしてしまうと、知らぬ間に有料サイト・出会い系サイトで使用料を請求されてしまったり、個人情報を抜きとられてしまうので要注意です。

還付金詐欺に注意

2018年の被害総額約22億円の「還付金詐欺」は、「お金が貰える」とだます詐欺です。

還付金詐欺の手口は、「多く支払いされているようなのでお金をお返しいたします」というものです。

還付金先被害額ランキング(2016年)

1位 大阪 約8億2700万円
2位 千葉 約7億800万円
3位 愛知 約4億7500万円

還付金詐欺の手口とは?

税金や医療費・年金などが戻ると連絡してくるもので、銀行のATMへ誘導し、「操作方法を説明しますので言うとおりにボタンを押してください」と電話で指示をします。

「振り込みますのでお振り込みボタンを押してください」と誘導します。

「個人番号」と偽り、詐欺師の口座番号を入力させます。

被害者が「お金が振り込まれる」と思った金額を入力させます。

「お振込み」ボタンは、自分の口座から相手の口座へお金を振り込むボタンですので「お振込み」ボタンでお金が返ってくることはありえません!

還付金詐欺は、特にATMなどの機械に不慣れな高齢者がターゲットになりやすいです。

そもそも電話でそのような還付金が戻ってくるという連絡はあり得ませんので、還付金の電話がかかってきたら、それは詐欺だと思いましょう。

日本人がこれから気を付ける最新詐欺の手口とは?

時代の変わり目が狙われる!「令和詐欺」

日本人はブームやイベントに弱く、これから幅広い世代が気を付けなければいけない詐欺が「令和詐欺」です。

新元号が始まり、「キャッシュカードをだまし取る詐欺」で被害が既に出ています。

「令和詐欺」の手口とは?

まず市役所の職員を名乗るものから電話があり、「医療費を払い過ぎています」と言ってきます。

今までの還付金詐欺との違いは、今までは銀行のATMに誘導していましたが、まず市役所職員に扮した詐欺師が、銀行名と口座番号を聞き出し「振り込んでおきます」と電話を切ります

その後、銀行員を名乗る別の詐欺師から「市役所から還付金の件を聞いた」と電話がかかってきます。

そして、「お金を振り込みますが、あなたのキャッシュカードは令和の元号に対応していない」と言われます。

さらに「本人確認の為」と言い、暗証番号を聞き出すのです。

そして、銀行員に扮した詐欺師がキャッシュカードを受け取りに家にやってきて、カードを渡してしまうとお金が盗まれてしまうわけです。

令和詐欺は、その他にも、警察官・カード会社・百貨店を名乗り、カードや通帳を奪うケースもあるので注意が必要です。

若い世代が危ない!「18歳詐欺」

2022年4月から成人年齢が18歳に変更となることから、18歳からお金を借りられるようになります

詐欺師はSNSを使ってカモを探し悪徳マルチ商法に勧誘して多額の借金をさせるという手口が「18歳詐欺」です。

今後、まだ18歳という若い子供から大人になりたての世代を狙う「18歳詐欺」に注意が必要ですので覚えておくといいですね。

まとめ

若い世代はインターネットを使い、色々な詐欺を検索して知っておくことが大切ですね。

少しでもおかしいと思ったら、迷わず家族や警察に相談しましょう。

高齢者の場合はインターネットが出来ない方もいらっしゃいます。

その場合、やはり家の固定電話を常にメッセージが流れるようにしておき「電話に出ない」ようにする、また、「家族と合言葉」を決めておくというのが有効だと思います。

我が家での対策は、固定電話は常に留守番電話になっており、非通知の場合は電話がつながらないようになっています。

用がある方はきちんと留守番電話にメッセージを残してくれますし、また、親しい人達は全てLineでのやり取りの為、固定電話の必要性もあまり感じなくなってきました。

色々な詐欺被害が出ているので、固定電話の場合は「電話に出ない」メールの場合は「まず誰かに相談するか、検索して調べてみる」のが有効ではないかなと思います。

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