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「所JAPAN」日本人が信じる4大迷信とは?迷信の真実!

2019/05/14
 
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はじめまして☆さくらこです。 初代Macからのパソコン歴20年以上の主婦ブロガーです。 主婦目線で気になったことなどを色々書いています!

日本には迷信が沢山ありますが、5月6日「新説!所JAPAN」で放送された、日本人が信じている4大迷信について紹介したいと思います。

日本人が信じている迷信ランキング

日本全国の600人にアンケートを行った結果、日本人が信じている4つの迷信が浮かび上がりました。

1位…四つ葉のクローバーを見つけると幸運が訪れる

2位…茶柱が立つと良い事が起こる

3位…北枕で寝るのは不吉

4位…夜に爪を切ると親の死に目に会えない

迷信の謎!「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」が生まれた理由は?

その昔、夜に爪を切るのは、命にかかわりかねない危険な事だったそうです。

昔の家は現代の様に照明がたくさん無く夜は暗かったため、夜に爪を切る事は危険な行為でした。

また、爪切りも現代のようなものではなく、和ばさみや小柄といった小型ナイフを使用していました。

したがって、夜の爪切りは、ケガの恐れがあったために生まれた迷信という説が有力と言われています。

「親の死に目に会えない」とはどういう事か?

親の死に目に会えないというのは、親の死に際に立ち会えないという事ではなく、「自分が先に死んでしまうので親の死を看取ることが出来ない」という意味だということです。

親の死に目に会えない

自分が先に亡くなる

医療が今ほど発達していなかった時代に、ケガをしてしまうと切り傷から感染症にかかり亡くなる可能性が多かった昔、切り傷から感染する破傷風の致死率は80%を超えていました。

僅かな切り傷も侮れず、親の死に目に会えなくなるという表現で、親より先に死んでしまうぞという警鐘の意味を込めた迷信だったということです。

迷信の謎!なぜ亡くなった人を北枕で寝かせるのか?

そもそも北枕というのは、仏教では縁起がいいもので、北枕が縁起が悪いという考えは、日本人独特の考え方だということなんです。

お釈迦様が亡くなる時の様子を描いた「涅槃図」には、自らの意思で北枕を選んで亡くなったお釈迦様が描かれています。

仏教発祥の地、インドでは北の方角には神々が宿る理想の国があると信じられていて、北向きで寝るのが良いとされています。

一説にはお釈迦様が北を向いて亡くなったのも、理想の国がある方角が北だったからと言われています。

つまり、仏教ではお釈迦様と同じ方角を向き成仏してもらうために故人を北枕で寝かせるという習わしで不吉ではないということです。

ところが、日本人はこの本来の意味を失い、死者=北枕、北枕=不吉というイメージが定着してしまいました。

日本人は何故本来の意味を見失ったのでしょうか?

日本人は死の穢れが伝染するものとする考え方があり、死に直面した人から伝わったり広がるかもしれないと考え、大切な自分の生気を奪われるとか、邪気が入ってくると考えているからだという事です。

結論として、仏教的に北枕は良い物という考え方であり、北枕は不吉という迷信は日本人独特の考えという事です。

迷信の謎!なぜ茶柱だけが迷信に?

摘みたての高級一番茶はどんどん売れるのに、茎が混じる二番茶や三番茶は売れ行きが悪かったため、静岡のお茶商人が「茶柱が立つと良いことがある!」といったことが始まりのようです。

茶柱が立つ確率を検証した結果

そもそも茶柱は、茶葉の茎部分の事で、高級なお茶には入っていません。

茎が混ざっているお手頃な茶葉500g(約250杯分)と目の粗い急須で検証した結果、茶葉が立つ確率は60分の1でした。

静岡のお茶の商人が売れ残りを無くそうと「茶柱が立つのは吉兆」と触れ回ったことがはじまりとされています。

売れないお茶を売るための迷信だったということですね。

理由が分かりましたが、でも、茶柱が立つとなんだか嬉しい気持ちになりますよね!信じていればいい事は起こるかもしれませんね。

ちなみに、「茶柱が立ったことを人に伝えてはいけない」と言われている地域も多いようですよ。

迷信の謎!四つ葉のクローバーを見つけると幸運が訪れる!?

四つ葉のクローバーを見つけると幸運が訪れるという迷信ですが、アイルランドではクローバーが国の国花に指定されていることで、アイルランドが発祥と思っている人が多いようです。

しかし、実際はアイルランドが迷信の発祥地ではないようです。

その昔、宣教師がクローバーを使い三位一体の教えを説いて以来、アイルランドの聖なる花になりました。

その結果、クローバーを大事にしているアイルランドが迷信の発祥の地と思われているのかもしれませんね。

そもそもクローバーが日本にやってきたのは江戸時代にさかのぼります。

オランダからのガラス製品を運ぶ緩衝材としてクローバーが箱の中に詰められていたそうです。

そのため、白い花が咲き、荷物に詰められていた草という意味で、日本で「シロツメクサ」と呼ばれるようになりました。

江戸時代に緩衝材としてやって来たクローバーと一緒に、四つ葉のクローバー伝説も伝わったと言われているようです。

日本人が信じる迷信番外編

海外にも迷信はある?

海外にも色々な迷信があるようです。

オーストリア…結婚式の時にグラスが割れると幸せになる

インド…玄関にレモンと唐辛子を飾ると魔除けになる

スペイン…家の中で傘をさすと不幸になる

アメリカ…木を2回叩くと不幸を避けられる

また、アメリカでは黒猫が横切ると不幸なことが起こるという迷信もあり、これは日本でもお馴染みの迷信になります。では、どうして日本と海外で同じ迷信があるのでしょうか?


なぜ日本と海外に同じ「黒猫が横切ると不幸なことが起こる」という迷信があるのか?

「黒猫が横切ると不幸なことが起こる」という迷信ですが、江戸時代には黒猫は違う意味を持っていました。

その昔、黒猫はむしろ日本では「福猫」とされており、逆に、化け猫として登場するのは白い猫でした。

何故黒猫が不吉な猫になってしまったのか、それは明治時代に伝わったアメリカの小説が原因だったようです。

黒猫が不吉というのはアメリカの小説が原因!?

アメリカのホラー短編小説「黒猫」が明治20年の読売新聞に掲載されました。

作者はアメリカの人気作家「エドガー・アラン・ポー」です。

小説では、黒猫は人間を呪う不気味な存在として描かれており、関わる人が命を落としていくという内容でした。

明治時代にポーという作家は日本で非常に人気があったので、ポーの短編小説→不吉な物というのが広がりました。

新聞の翻訳小説「黒猫」によって、黒猫は福猫から不吉な存在に変わってしまったということです。

まとめ

日本人が迷信を信じやすい理由は、一神教ではないので色々な事を信じる余地があり、流行り始めると人と同じ行動をとり安心するという、周りの影響を受けやすいという国民性にあるかもしれませんね。良い迷信はこれからも信じていたいと思いました。

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