「ホンマでっかTV」令和ニッポンから消えゆくものは?ランキングで発表
5月15日に「ホンマでっかTV」で放送された「令和ニッポンから消えゆくものスペシャル」を紹介したいと思います。
世の中は常に変わり続け、知らない間に自分たちは時代遅れになっているかもしれません。
そこで、新しい新時代「令和」に消えゆくものをリサーチし、その衝撃度順にランキングが紹介されました。
現代の絶滅危惧種!?
令和ニッポンから消えゆくものランキング
1位…結婚式のブーケトスが消えつつある!?
2位…ネイリストがいなくなる!?
3位…学校から飼育小屋がきえつつある!?
4位…日本から「和式トイレ」が消える!?
5位…エレベーターの天井にある救出口が消えつつある!?
6位…恋愛ドラマの雨の中での告白が消えた!?
7位…いちごスプーンがなくなりつつある!?
8位…日本で「赤いてんとう虫」が消えつつある!?
9位…ハイカットの「バッシュ」が消えつつある!?
10位…会社から「転勤」が消えつつある!?
11位…学校給食からパンが消えつつある!?
12位…トンネルの「オレンジ照明」が消えつつある!?
13位…美容室から「雑誌」がきえつつある!?
14位…集合写真の上の隅表示が消えつつある!?
15位…苦い薬が無くなりつつある!?
15位 苦い薬がなくなりつつある!?
かつての薬は苦くて飲みずらい物が多かったですが、最近の薬は飲みやすくするために、様々な味付けが工夫されています。
飲みやすさを追求した結果、むしろ美味しくなってきているという事です。
例えば、オレンジサイダー味のかゆみ止め、バニラチョコレート味の排尿障害改善薬、抹茶風味の脳梗塞予防薬など、薬に様々な味がつけられ飲みやすくなっています。
ジェネリック薬品の登場により、味や飲みやすさを競うようになったということのようです。
成分が同じであれば、飲む側としては美味しいほうがいいですよね。
「良薬は口に苦し」ということわざは、いずれなくなるかもしれません。
14位 集合写真の上の隅表示が消えつつある!?
昔は学生時代の集合写真で、写真撮影当日に欠席者がいた場合、その子供の写真は上の隅に載せられていましたが、現代の集合写真ではそうではなくなってきているそうなんです。
現代では、撮影時に欠席した子供の写真を合成して、あたかもその場所にいたかのような写真のパターンが増えているという事です。
このように変わってきた理由は、写真の合成技術の発達や、当日休んでしまった子にも思い出に残る写真を残してあげたいという声にこたえたものなんだそうです。
13位 美容室から「雑誌」がきえつつある!?
どこの美容室にも当たり前のようにある雑誌ですが、カットされている間の時間を産めるものとして欠かせないと物ですが、この雑誌が無くなるかもしれないという事なんです。
ある美容室では、雑誌は一冊も置いてなく、お客さんは手にタブレットを持って、雑誌を読んでいるそうです。
このタブレットには、200冊以上の雑誌が入っており、読み放題で好きな雑誌を自由にみることができるのです。
また、近年美容室のお客さんが訴える「マガジンハラスメント」があったりします。
女性は常々若く見られたいと思っています。若く見られたいのに中高年向けの雑誌を持ってこられて傷つくという事も。
実際、読みたいと思っていた雑誌が他のお客さんの所に合ったり、「これ読みたい!」と言いづらかったりということもあるので、タブレットで雑誌を読めるようになるのは嬉しいですよね。
雑誌からたタブレットに移行した理由は?
タブレットにした場合、雑誌にかかる費用が削減されるそうなんです。
コストで言うと月1~2万円安く済むということで、雑誌からタブレットに移行する美容室も増えそうですね。
タブレットを利用してみたお客さんの感想
美容師さんが雑誌を一杯持ってきてくれるが、新しい雑誌が無かったりする場合、タブレットであれば最新の雑誌が好きなだけ読むことが出来るという事で、歓迎されているようですね。
雑誌からタブレットの移行は、お客さんにとってもお店側にとっても嬉しい変化のようです。
12位 トンネルの「オレンジ照明」が消えつつある!?
昔からトンネルの照明といえば、オレンジ色が定番でした。しかし、ここ数年でこのオレンジ色の照明が急速にへりつつあるということです。
オレンジ色の照明は、排気ガスや塵や埃の中でも光を通しやすいという理由で、1960年代から各トンネルに設置されてきました。
しかし、環境に配慮した車の開発や、エコカーブーム・LED化によって、ここ3年間の首都高47%が白色照明に変わってきています。
日本のトンネルからオレンジ色の照明が見られなくなる日がもうすぐくるかもしれませんね。
11位 学校給食からパンが消えつつある!?
学校の給食で人気の主食だったパンですが、そんなパンが給食からきえつつあるということなんです。
実際に平成7年の学校給食では、週に4回あったパンが、平成30年の学校給食では週1回に減少しています。
パンが激減した理由は?
パン給食が激減している理由は、文科省が学校における米飯給食の推進を通達したためです。
米飯給食の方が栄養バランスが良く、様々なアレンジが利くのだということです。
給食パン業者の数は、昭和51年に約6000社あったものが、現在は約1300社に減少しているそうで、なんと毎年100社ずつのペースで減ってきているそうです。
ちなみに、今はソフト麺も給食では出なくなってしまい、現代の子はソフト麺を知らない子供もいるのだとか。
10位 会社から「転勤」が消えつつある!?
昔から転勤族という言葉があったように、サラリーマンにとって転勤は切っても切れないものでした。
しかし、転勤が全国の会社で急激に減少しているそうです。
その象徴ともいえるニュースが、昨年、大手保険会社が行った「全国転勤」を撤廃を発表したことです。
他にも、大手企業Aでは、本人の意思で転勤を数年間先延ばしできる制度や、大手企業Bでは、転勤希望について上司と部下が毎年話し合う制度があったりします。
このように、転勤制度改革が進んでいるそうです。
近年の若者たちは、地元の親や祖父母の近くで暮らしたいと考える人が多いようで、転勤がある会社は近年若い人たちから選ばれなくなっているようです。
転勤が消えつつある理由は?
引っ越しや単身赴任をなくすことにより、社員の結婚や出産、育児に介護など、社員がより働きやすい環境づくりを整えるためなのだそう。
働き方の見直しが急激に進む今、転勤が完全になくなる未来がもうすぐやってくるかもしれませんね。
9位 ハイカットの「バッシュ」が消えつつある!?
バスケットの神様「マイケルジョーダン」も履いていた、ハイカットバッシュが現在消えつつあるという事なんです。
バスケットシューズ専門店でも、定番だったハイカットのバッシュはたった3足と扱う数が激減して、大半がローカットモデルばかりになっています。
なぜハイカットバスケットシューズが激減したのか?
かつて、ハイカットバッシュは捻挫予防によいと言われ重宝されていました。しかし、近年シューズカットの高さはそれほど重要でないということが分かったそうです。
さらにここ数年で、バスケットのプレイスピードが上がり、素早い動きが可能なローカットが好まれるようになったということです。
昨年2018年年間MVPに輝いたジェームス・ハーデン選手も、ローカットを愛用しており、NBAからもハイカットバッシュがなくなってきています。
ここ6年くらい前からもローカットが主流となっており、ハイカットバッシュが無くなる日も近いかもしれませんね。
8位 日本で「赤いてんとう虫」が消えつつある!?
昔から歌やアニメなどにも使われ愛されてきた「赤いてんとう虫」が、日本から消えつつあるのだそうです。
赤いてんとう虫の正式名称「ナミテントウの紅型」は、主に寒冷な気候に適している為、温暖化により年々暖かくなる日本から徐々にいなくなっているのではないかと、研究者たちは予想しているようです。
ちなみに、てんとう虫は毒があるので口に入れないほうがいいそうですよ。
7位 いちごスプーンがなくなりつつある!?
いちごを潰すために作られた、いびつな形をしている「いちごスプーン」ですが、これが無くなりつつあるのだそうです。
普通のスプーンではいちごが潰しにくいため、一昔前はいちごを食べる時、まずいちごスプーンでいちごを潰してから、牛乳や砂糖や練乳を入れて、甘みを加えてから食べるのが定番でした。
いちごスプーンのカトラリーメーカーによると、最盛期の1970年には年間およそ70000本生産していましたが、現在は500本程度にまで減少しているそうです。
いちごスプーンの生産が減少した理由は?
いちごが品種改良により、昔より断然甘くなり、砂糖などの甘味を加えなくても美味しく食べられるようになったためです。
いちごスプーンは現在別の用途で活躍!
いちごスプーンは、現在高齢者の間で人気が復活してきているようです。
それは、硬めのニンジンやジャガイモなどを押し潰すのに適しているので、若干売り上げも回復傾向にあるようです。
6位 恋愛ドラマの雨の中での告白が消えた!?
一昔前のドラマでひときわ印象深いといえば、雨の中での告白シーンでしたが、今ではほとんど描かれなくなってしまっているのだそうです。
雨のシーンは緊張感を生むため、告白が誠実に見える効果があったようですね。
雨の中での告白シーンが消えた理由は?
雨の中での告白シーンが消えた理由は、莫大な費用がかかるためだということなんです。
近年、製作費削減のあおりを受けて、かつては出来ていた演出が難しくなっているようです。
実際に雨が降っていないシーンで雨を撮るには、多くの機材などを必要とし、とてもお金がかかってしまうそうです。
雨の中での情熱的な告白シーンはとても印象的で良かっただけに残念ですね。
5位 エレベーターの天井にある救出口が消えつつある!?
エレベーターの救出口は、実際に閉じ込められた時に人を救出するための出口ですが、これが現在はほとんどなくなっているようです。
日本エレベーター協会によると、平成12年を境に激減しているそうです。
エレベーターの救出口が無くなっている理由は?
エレベーターの救出口が無くなっている理由は、建設省の平成12年の告示にありました。
告示には「天井の開口部はトラブルでエレベーターが止まった際、手動でエレベーターを動かせるのであれば天井の開口部をつけなくていい」と表記されています。
その為、平成12年以降のエレベーターには天井救出口はほとんど取り付けられておらず、今ではほとんど見なくなってしまいました。
この先、サスペンスや推理小説などで、エレベーターの救出口を使ったトリックも見られなくなるかもしれませんね。
エレベーターボタンの押し間違いはキャンセル出来る!
エレベーターボタンを押し間違えた時に、キャンセル出来るのをご存知ですか?
エレベーターのメーカと機種によってキャンセル方法が違ってきますのでご紹介します。
①2回連続で押す方法
②長押しする方法
③ドアが開いている状態で2回押す方法
④5回連続で押す方法
⑤ボタンを×でなぞる方法(マニアックだそう!)
一概には言えないとの事ですが、困った時はこのいずれかの方法を試すとエレベーターのボタンの押し間違いをリセット出来るようですよ。
4位 日本から「和式トイレ」が消える!?
トイレを中心に水回りの設備を整えるTOTOによると、トイレの年間総出荷数の和式率が、ここ10年で83%から0.7%までに減少してるそうです。
和式トイレが減少している理由は?
外国人観光客の増加や、東京オリンピック2020に伴い、和式便器の使い方が分からなかったり、外国人によるトラブルが多発したためということです。
その他、高齢化に伴い、公衆トイレのバリアフリー化や、家のトイレの洋式化により和式を使えなくなっている子供が増えたのも要因のようです。
将来、日本人なのに「和式トイレ」の使い方を知らない世代が現れるかもしれませんね。
3位 学校から飼育小屋がきえつつある!?
かつてどこの学校にもあった、ウサギやニワトリなどを飼っていた飼育小屋ですが、現在では飼育小屋を無くす学校が増えているという事です。
一体なぜ飼育小屋を無くす学校が増えるているのでしょうか。
飼育小屋が無くなる理由は?
大きな理由としては、アレルギーを持つ子供が増えているため、そういった子供たちのアレルギーを考慮して、飼育小屋を無くす学校が増えているようです。
他にも、働き方改革に伴い、学校の先生の休日出勤が難しかったり、長期休みの時に子供たちを登校させる負担を減らすためなのだそうです。
また、死を通して生き物の命の大事さを伝える教育が少なくなっているのも要因のようです。
2位 ネイリストがいなくなる!?
今、世の女性に欠かせないものになっているネイルですが、そのネイルをしてくれるのがネイリストではなく、ネイルプリンターに変わりつつあるということなんです。
ネイルプリンターとは?
1.まず自分の爪に書いてほしい柄の画像を提出し、プリンターに入力します。
2.爪に下地を塗りプリンターの中へ爪を入れます。
3.プリンターが読み取った柄を自動で爪にペイントしてくれます。
値段は1本1000円で、ものの15秒という速さで完成します。
お客さんの反応も良く、欲しいデザインがそのまま爪につくことや、手書きネイルで1本20~30分かかるところ、プリンターであれば1分ほどですぐ終わるというのも魅力のようです。
1位 結婚式のブーケトスが消えつつある!?
結婚式の時、必ず行われていたブーケトスですが、このブーケトスが消えつつあるのだそうです。
ブーケトスとは、花嫁が未婚の女性陣に向けてブーケを投げ、受け取れた女性は「次に結婚できる」というイベントです。
ブーケトスが無くなりつつある理由は?
ブーケトスが無くなりつつある理由は、近年問題視されている「独身ハラスメント」にあるようです。
実際に結婚式帰りの独身女性によると、前に出る=独身と思われるのであまり好きではないとの事。また、花嫁からの上から目線と思われる方もいるようです。
ブーケトスの代わりになりつつあるのが、全員の幸せを願って空へ風船を放つ「バルーンリリース」や、ゲストへお菓子をプレゼントするお菓子まきなど、未婚既婚関係なく、ゲスト全員が楽しめるようなイベントになってきているそうです。
近年のハラスメント問題は、結婚式のイベントまでも変えてしまったようです。
まとめ
現代は色々な事が昔と変わってきているようで、勉強になりました。
個人的にはこの中で、美容院の雑誌がタブレットになればいいなと思いました。
昔と今では色々と変化していますので、新しい令和の時代にも、良い物は長く引き継がれていけばいいなと思います。