漏斗胸の手術 退院後~学校での生活・体育 体験談ブログ
自宅に戻ってからの毎日は、とても順調でした。次の診察がありましたが、それまで何事もなく過ぎ、痛みは日に日に少しずつですが和らいでいきました。
新学期が始まり、学校にも普通に通えています。ただ、体育の授業には制限がありました。
体育の授業は制限があります
担任には手術をして体育の授業が1か月程は出来ない事、その後も痛みが出たときは見学させてもらう事、コンタクトスポーツ(柔道やバスケット、また、体をひねる動作など)は出来ない事など、病院の医師からも手紙を書いてもらっていました。
それを提出し、体育の授業は当分の間、見学することになります。
痛みがまだありますし、もしバーがずれてしまったらという恐怖感もありますので、運動はしばらく出来ないと思います。
特に体を捻る動作も禁止ですので、術後3か月程は運動はしないつもりでいたほうがいいです。
折角痛みに耐えて手術をしたのに、バーがずれたりしてしまっては意味がなくなってしまいます。
幸い、体育の授業は見学してレポートを提出すれば、単位は貰えるとのことだったので、特に問題もなく見学することが出来ました。
ただ、本人的には、体育も早くやりたかっただろうし、仲の良い友達にしか手術の事は話しておらず、手術のことを知らない人もいたので、見学ばかりしていることは辛かったと思います。
手術後2年目ぐらいになると、サッカーやドッチボールはやっていたようです。
しかし、人にぶつからないよう、転んだりつまずいたりしない様に気を付けながらの運動でしたので不自由さはあったと思います。
痛みがある場合は病院へ連絡
ある時、下校の途中、電車に乗っている時に急に胸が痛みだし、痛み止めももっていなくて、歩くのもつらい程の痛みに襲われたことがありました。
その時は携帯をもっていたので、すぐ私に連絡が来て途中まで迎えにいき、その足で救急で病院に行き、すぐに診てもらったことがあります。
強い痛みがあったときは、肺に穴があいていたり、水がたまったりと異常がある場合もあるので、遠慮せずにすぐに受診してくださいとのことでした。
幸い異常はなくホッとしました。痛いときはやはり「痛み止めを飲んで安静にする」ということしか出来ません。
異物が入っているのですから、手術直後は痛みがあって当然という認識でいたほうがいいかもしれません。
経過観察は半年~1年後
経過観察の診察は約1年後です。
最初の1年は痛みがあると心配で何度か病院へ行っていました。
その都度、レントゲンを撮るのですが結局は異常もなく、ステンレスバーもきちんと収まっており、ずれることも無く順調に過ぎていきました。
最大で3年間はステンレスバーを入れた状態で過ごします。子供も3年間という事を言われました。
高校1年生の夏休みに手術をしたので、大学1年生の夏休みにバーを取り出す手術を行います。