漏斗胸の診断・痛み 体験談ブログ
子供が小学校5年生の時に、漏斗胸と診断を受けました。
その後、手術~術後までを記事にしています。
もし今、悩んでいる方がいれば、私の子供の体験がどなたかの参考になれば嬉しいです。
漏斗胸 症状は?
漏斗胸、私は初めて聞いた言葉でした。
胸骨が内側に曲がっているため,胸がへこんでいる変形ということです。
原因は先天的によるとする説と,肋骨や肋軟骨の形成不全によるとする説があるようですが原因は不明です。
多くの場合、見た目以外の症状はなくて筋肉や皮下脂肪層が厚くなるにしたがって目立たなくなることが多いとも言われています。
まずは病院で詳しい検査を受けることをおすすめします。
我が家の場合の漏斗胸の症状
私も気が付いていなかったくらいですから、本当に少しの凹みです。
小さい子供はお腹がポッコリ出ていることも多いので、少しの凹みの場合は気が付かず、そのままのこともあるようです。
我が家もまさにそうでした。
最初の診断からすぐ病院へ行き、受診しましたが、それほどひどくない事、大きくなって目立たなくなることもある、という事で、特には何もしないで経過観察となりました。
手術を選んだ理由
中学生になり体が大きくなるにつれ、症状が現れてきました。
まず、少しずつ凹みが目立つようになりました。また、胸が突然痛くなり、数分動けなくなることが何度も起きるようになりました。
検査をして、胸が痛くなる原因として「漏斗胸との因果関係は見られない」との医師の診断でしたが、「漏斗胸の患者さんは胸を痛がることがある」とも仰いました。
痛みが出たこと、本人が気にするようになったことで手術を受ける事にしました。
思春期になると、体の成長につれて凹みが目立ってくる場合があります。
学校での水泳の時間や友達と行くプールや海、学校関係の宿泊の際の入浴時など、友達の目をきにしたり、友達に指摘されたりすることもあります。
もちろん症状が酷くない場合は手術をしない選択もありますが、我が家の場合はやはり本人の気持ちが一番大切だと思い手術を決めました。
また、インターネットでは「ストレッチ」や「筋肉を付ければ」とか色々な情報がありますが、漏斗胸の凹みを直すには手術しかないと思っています。
それは、実際、子供が病院で色々と指導を受けストレッチなども施術を受けていましたが、良くなることはなかったという体験からです。
手術までの流れ
学校の検診で漏斗胸の診断を受けた場合は、お近くの病院で診察を受ける事をおすすめします。
1.まずは地元の内科、または小児科を受診する
2.現在の症状を伝え診察
3.漏斗胸の治療が出来る大学病院などに紹介状を書いてもらう
4.検査を行う
5.本人の希望や痛みがある場合は手術することが出来る
6.手術する場合は学校が長期休みの夏休み初めがベスト
手術をするタイミング
子供の場合は学校に通っているので、長期休みに手術を受けるのが理想です。
また、中学生や高校生の場合は、受験も控えていたりしますので、受験勉強に影響しない様にしてあげる必要があります。
バーを入れた場合、3年間(場合によっては2年)はそのままで、3年後にもう一度手術があるので、それを見越して手術の日程を決めるのがベストです。
もし漏斗胸で手術を考えている場合は是非参考にして下さい。