「世界一受けたい授業」で紹介 太らない体を作る方法とは?
4月27日「世界一受けたい授業」で放送された、「あなたが太っているのは栄養不足のせい 慈恵医大病院栄養士の正しくヤセる食べ方」の著者、東京慈恵会医科大学付属病院の赤石定典先生による、太らない体を作る方法がとても参考になったので紹介したいと思います。
赤石先生は本も出されていますので、こちらも併せて是非読んでみたいですね。
あなたが太っているのは、栄養不足のせい 慈恵医大病院栄養士の正しくヤセる食べ方
不足すると太る栄養素とは?
脂質・糖質・ビタミンが不足してしまうと太りやすくなってしまうそうです。
①脂質
②糖質
③ビタミン
1グラム当たりのカロリー…脂質9kcal 炭水化物4kcal たんぱく質4kcal
①脂質
脂質こそ痩せたい人の味方である!
脂質はダイエットの敵とみなされがちですが、実は脂質こそ痩せたい人の味方であるということが分かっています。
脂質は食べてもそのまま脂肪にならず、消化分解されます。
タンパク質や糖質に比べて消化が遅いので、食後の満腹感が持続します。
脂質が不足すると、食事で満腹感が得られない為、逆に間食が増えてしまい過食になってしまう場合がありますので注意が必要です。
脂質は何から取るのが良いのか?
太らない体を作るには、「不飽和脂肪酸」など質の良い脂を取ることが重要です。
良質な脂質 ⇒ 不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸を安く簡単に取れる食べものは?
スーパーやコンビニで手軽に購入することが出来る「サバ缶」は、不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。
伊藤食品 美味しい鯖(さば) 缶詰 5種 【水煮・食塩不使用 各3缶 味噌・醤油・黒胡椒にんにく各2缶 合計12缶】
EPAは、人間の体内では作られない必須脂肪酸で、余分な脂肪や中性脂肪を減らす効果があり、太りにくい体を作ることが出来ます。
サバ缶の汁にもEPAが出ているので、汁も残さずしっかりと利用することが重要です。
②糖質
糖質の過剰摂取は、脂肪として体に蓄積されてしまいます。
そのため、巷では糖質オフや糖質制限ダイエットが話題になるほどです。
太るイメージの強い糖質は、不足気味でも問題ないように思えますが、実は、糖質制限は、治療に用いられているので、一定の効果はありますが、過度の糖質制限はお勧めできないという事です。
板チョコ半分食べたほうがダイエットに効果がある!?
体の中で糖質を主なエネルギー源にしている場所は、筋肉・肝臓・脳です。
痩せたいなら、基礎代謝を上げるのが大事で、脳の基礎代謝量は体の中でもトップクラスなのだそうです。
基礎代謝量の内訳
- 筋肉(骨格筋)…22%
- 肝臓…21%
- 脳…20%
- 心臓…9%
- そのほか…28%
脳は、筋肉や肝臓と同等のエネルギーを消費しています。頭を使ったとき、適度に糖質を取ることで、かえって脳の代謝が高まり、消費エネルギーがアップにつながるようです。
例えば、板チョコなら半分くらい、キウイフルーツなら丸ごと1個が疲れたときにとる糖質の適度な量になります。
*糖質制限を実施する場合は、専門家のアドバイスを受けてくださいとのことです。
③ビタミン
毎日野菜を食べているから大丈夫というものではありません。実は野菜だけでは足りないビタミンがあるんです。
その代表的な物は「ビタミンB1」です。
ビタミンB1は、太りにくい体作りには重要なビタミンになります。
ビタミンB1は、豚肉やうなぎに多く含まれる栄養素です。
特に、お酒を飲む人やよく運動をする人に不足しがちです。
ビタミンB1が不足するとなぜ太る?
ビタミンB1は糖質の代謝に関わる栄養素で、不足するとエネルギーに上手く変換されず、そのまま脂肪として蓄積されてしまいます。
先生がお勧めするビタミンB1を効率よく取るメニューは「豚の生姜焼き」です。
豚の生姜焼きで一番重要なのは「玉ねぎ」
玉ねぎに含まれる「アリシン」は、ビタミンB1の吸収率を約10倍高めてくれる働きがあるそうです。
そのため、脂肪の蓄積を防いでくれます。
まとめ
最低限の栄養を取らないと、かえって太りやすくなるという事が詳しく知ることが出来ました。
特に「脂質・糖質・ビタミン」のバランスを考えながら、今まで以上に食事のメニューを考えて家族の健康のために毎日作っていきたいと思います。