子供の不登校の原因と対策 中学生子供の体験談ブログ
上の子は中学2年生の秋から急に学校に行くことが出来なくなりました。いわゆる引きこもりです。
子供が不登校になったことで、実際に身をもって経験したことを説明していきます。
そして、不登校や引きこもりで今悩んでいて、原因や対策を探している誰かの役に立てばと思います。
不登校の原因は様々
不登校やひきこもりには色々な原因があります。
周りの子供や環境が合わなかったり、転校がきっかけになったり、クラス替え等、子供を取り巻く環境は何回も変わることがあります。
その中で、自分には合わない環境になってしまった場合、学校という狭い空間で、その環境を変える事が出来ず、結果学校に行けなくなったり引きこもってしまったりしてしまいます。
また、いじめが原因の場合もあります。
いじめは自分で解決することは難しく、自分自身を守る手段として不登校になってしまいます。
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- 周りの環境に馴染めない
- 転校等のきっかけ
- いじめが原因 等
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我が家の場合は体調不良がきっかけ
小さいころは元気な子供でしたが、主人の転勤で転校したのをきっかけに状況が変わってしまいました。ちょうど小学5年生になるタイミングでした。
それまでは、誰とでもすぐ仲良くなるような子供でしたが、5年生というと、周りもすでに友達は固まってしまっており、中々周囲に馴染むことが出来なかったことでストレスを抱えてしまったかもしれません。
そして、中学2年のとき、突然体調不良になりました。このように、何らかの病気がきっかけで引きこもりになってしまう人も少なくないようです。
子供は成長期や思春期に、体が成長についていけなかったりして、身体や精神に様々な不調が起きてしまうことがあります。
私の子供も思春期に多い自律神経の不調からくる「起立性調節障害」という病気がきっかけでした。
朝起きることが出来なくなったり、立つとたちくらみが起きてしまいます。そして、そのことがきっかけで学校に行かなくなってしまい、引きこもるようになってしまいました。
起立性調節障害は思春期の子供に起きやすい自律神経が原因の病気と言われていて、不登校になる子どもの4割程に見られる症状です。
体調不良を起こしたストレスの原因
転校して環境が変わったこともありますが、一番大きかったのは、私の過干渉が原因でした。
中学生になり、もう大きくなったのだからもっとしっかりしてほしい、そんな事を思っていましたので、子供には口うるさく厳しく接していたと思います。
子供がストレスを感じて精神バランスが崩れてしまい、起立性調節障害を引き起こしてしまったのかもしれません。
そんなことが続いていた夏ごろ、家族で外食に出掛け、席が空くのを立って待っていた時、子供が急に倒れました。
その後、今度は自宅での入浴中に子供が倒れてしまい、風呂場のドアが割れて手を怪我してしまいました。この時、何かがおかしいとやっと気づき始めました。
ある日、学校から電話があり、子供が貧血で倒れたから迎えに来てくださいと連絡がありました。
すぐに迎えに行き、自宅に帰りました。次の日、お腹が痛くてしんどいから学校を休みたいと言いました。このことでやっと病院にいくことになりました。
病院で診察を受ける
病院で診てもらうと、貧血ではありませんでした。健康的には問題はなかったです。しかし、次の日もまだ学校を休むと言いました。ここから子供の不登校がはじりました。
そして、大学病院の耳鼻科での診察で「起立性調節障害」という診断がされました。
病気と診断されたことで、無理して学校に行かせようとすることはやめました。家でゆっくりと休むことを優先させました。
医師の話では、起立性調節障害は、塩分を多めにとったり水を多く飲む事で血行を改善されることもるということを聞き、食生活から少しずつ試していくことにしました。
薬を飲みながら症状が改善されるようにな生活を心がけました。体調が原因の場合は、根本的な病気を改善することで引きこもりを脱出することができます。
原因を知りそれにあった対応が必要
不登校は原因が分かれば、それに合った対策を行い実行するとことで、良い方向に改善することがあります。
最終的には本人の気持ちと、改善しようとする姿勢が大切です。
それには家族や周りのフォローも必要不可欠です。もし私の様に、子供のストレスの原因が親の場合は、親がそれに気づき変わる努力をすることが必要です。
中学生はまだまだ子供なので、親の判断が大変重要になります。
未来にはまだ知らない楽しいことや希望に満ちた世界が待っていることを教えてあげてください。そしてこの状態から脱出できるよう、一緒になって考えてあげてください。
まずは少しでも子供の体調がおかしいと思ったら迷わず病院で診察をうけることをおすすめします!
一般的な不登校の子供の症状
不登校の原因は様々です。我が家の場合は「起立性調節障害」という診断でした。
体に異変をきたしてしまいましたが、いじめがきっかけの場合もあるだろうし、病気で行けなくなってしまった場合もあるだろし、みなそれぞれに事情が変わります。
でも、以下のような共通点があるのではないかと個人的に考えます。実際私の子供もこのような同じ状態でした。
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- 外に出る事が出来ない
- 人に会うのが嫌になる
- やる気が出ない
- 朝起きる事が出来ない
- 昼と夜の生活が逆転してしまう
- 将来自分がどうなるのか不安
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時にはいなくなってしまいたいと思う事もあるかもしれません。
人とうまく接すること出来なくなり、うつのような精神状態です。
まずは、ゆっくり休むこと、子供を責めないで、学校に行かなくてもいいんだよ、大丈夫と声をかけてください。
子供だって学校に行かなくちゃと思っています。
でも行くことが出来ないんです。
せめて家は安らげて安心できる場所にしてあげる事が大切です。
学校に行かなくなり不登校状態になると、みんなが学校に行っている時間に起きる事が出来なくなってしまいます。
みんなが学校で勉強している時間に起きていると、自分だけ勉強することが出来ていないという、罪悪感のようなものを感じてしまうことでおこります。
そして、夜になると学校に行かなくても良い時間なので元気になるのです。
私の子供も、こういったことから朝や昼に起きる事が出来なくなり、夜になると元気になりゲームをしたりテレビを見たりするようになっていました。
完全に昼と夜が逆転してしまっていました。
我が家で実践したことは
これらの状況を少しでも改善しようと、まずは太陽の光を浴びさせることにしたのです。普通なのですが、人間にとって太陽の光はとても大切です。
人間の体は日光を浴びることで脳内のセロトニンが増加します。精神状態を安定させるのに必要なのが脳内神経伝達物質のセロトニンなのです。
精神安定の役割のあるセロトニンは、分泌が減ると鬱気分や不安感に襲われてしまいます。
日頃から日光を積極的に浴びるようにすることで、精神状態を安定させていくことが大切です。
これは、家の中の日光が差す部屋でも大丈夫なんですよ。我が家では、犬を飼っているので可愛がっている犬の散歩をお願いすると、嫌々ながら犬は可愛いので散歩に行ってくれたりしていました。
外に出られない場合でも、部屋の中でカーテンを開け、朝起きられなくても昼間でも構わないので太陽の光を浴びるようにしましょう。
きちんと食事を食べる事が大切
朝や昼までずっと寝ていることによって、朝ご飯や昼ご飯を食べる事がなくなるため、かなり体重が減ってしまいました。
夜に沢山食べてもらおうと、料理を沢山作っても、昼間ずっと寝ているだけなので、カロリーも消費しておらず、お腹もあまり好いていない為、結果夜も沢山食べられないという悪循環でした。
基本の食事は、好きな物を用意してあげたり食欲が出るようにと色々工夫をしていました。
学校に行っていない自分はいけない子だと思っていて、みんなと一緒に食事をするのも引け目を感じていました。
食事は部屋に持って行ってあげることもありました。親にできる事は、毎日ごはんを食べさせてあげる事、本当に基本の事ですがとても大切です。
お風呂に入ることが大切
不登校で外に出る事がなくなると、お風呂にも入らなくなってしまう子供も多いです。
我が家も、外に出ないのでお風呂を入らなかったり、髪も切らず伸び放題だったり、爪も切らない状態でした。
でも、入浴することは副交感神経にとてもいいことなんです。
ぬるま湯に浸かるだけで副交感神経が刺激されリラックスできる状態になるのです。
病院で言われたことは、寝る時間の1時間くらいまでには入浴すると、自然と眠れるようになるというものでした。
また、ゲームをしたりスマホを見たりしているため姿勢も悪く、肩が凝って
ストレスもたまり、不安に襲われすぐに寝付けない場合あります。
そんな身体的・精神的な状態をほぐす役割があるので、入浴はとても大切です。
基本的な事が一番大切
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- 外に出られなくても家の中でもよいので積極的に太陽の光を浴びるようにする
- 毎日、できるだけ規則正しく食事をとる
- 夜にお風呂に入り、入浴することで夜自然に眠ることが出来るようにしていくことで朝も自然と起きれるようにする
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不登校に関する本もとても参考になりました。
子供の事を分かっているようで分かっていなかったのだと感じました。
これらの基本的な人間にとって大切な事を毎日意識して行っていくことで、段々と昼夜が逆転してしまった生活を元に戻し、普通の生活に戻していくことが大切です。