アポ電対策方法!ナンバーディスプレイ 留守電 自動通話録音記録などが有効!
ニュースで報道されていた「アポ電」による強盗殺人事件。高齢者の方を狙った卑劣で痛ましい事件です。自分の身を守るために、今出来る有効な対策方法などをご紹介します。
「アポ電」強盗の手口
「アポ電」と呼ばれる不審な電話は、昨年の東京都だけで約3万4000件確認され急増しています。警視庁の情報によると、16年では都内で1万5010件だった「アポ電」が17年は2万5911件、18年は3万4658件と、この2年間だけで2倍以上に増えたとのこと。
では、「アポ電」とはどんな手口で犯行を行うのでしょうか?犯人達はあらかじめ、名簿等を手に入れ、事前にチェックしている可能性があります。そこで狙いを定め、「アポ電」による詐欺を行ってきます。
その内容は、まず息子を名乗り固定電話に電話をかけてきます。犯人たちは事前に下調べをしているので、家族の息子さんの職業なども調べていたようです。
例えば「病気になってしまい、お金が必要になった」とか、医者の息子を名乗り「患者の治療に失敗したためお金が必要になってしまった」などです。
こうして、事前にアポ電を入れ、家に現金があるかどうか・家にいるかどうかを聞き出し、時に優しい言葉もかけるそうです。そして、後日家に押し入るのです。
狙われやすい家とは?
狙われやすいのは高齢者の方だけのお宅です。一人暮らしの方は、すぐに誰かに相談することも出来ないので特に注意が必要です。
・高齢者の一人暮らし・夫婦二人のみで生活
・家に多額の現金・資産を置いている場合
・住所を特定できる
こうして色々な情報を「アポ電」では確認しています。
「アポ電強盗」はオレオレ詐欺や振り込め詐欺と同じで、その時の狙いを定めた家の条件に合わせて、犯行の手口を変えている可能性が高いので注意が必要です。
やはり自分の身は自分で守るしかないですね。私も用心深いので、常日頃から色々な事に気を付けています。
「アポ電」対策 我が家が実施している有効な方法
我が家にも固定電話はありますが、固定電話にかかってきた電話は基本的には出ることはありません。我が家の固定電話はというと、こんな感じでしか使用していません。
①セールスの電話がかかってくるため基本出ない ナンバーディスプレイを導入しているのでナンバーを確認。
②留守電機能は常にON 本当に用がある方はメッセージを残してくれる。
③非通知は繋がらない設定になっている(これは電話機で設定できます 相手には通知をして掛けなおして下さいとのメッセージが流れている)。
④電話機に家族や知り合い・子供の学校などの番号を登録。登録している人からの電話は、誰からか分かるので安心して電話に出られる。
⑤最近は知り合いとは、全てスマートホンでのLINEやLINE電話・メールのやりとりなので、固定電話にかけてくることは基本的にありません
ナンバーディスプレイは特に有効です。こちらはオプションで申し込む必要があったと思います。
さらに、電話機のタイプによって色々な設定が行えますので、これからは、電話機を選ぶ時に、迷惑電話やアポ電対策が施された電話機が主流になってくるかもしれませんね。
警視庁も、アポ電対策にはやはり留守番電話・自動通話録音機が有効として発表しています。これらの機能を最大限に利用をするようにしておきましょう。
しかし、高齢者の方は我が家の両親も含め、固定電話には必ず出ていますよね。周りが色々と情報を教えて、対策してあげるのも有効だと思います。
例えば、連絡するときは必ず「合言葉」を決める、用があるときは、固定電話ではなく携帯電話やスマートホンに必ず連絡すると伝えておく等。日頃のコミュニケーションも大切です。
固定電話の設定方法なども教えてあげるといいかもしれませんね。スマートホンは私の両親も持っていますので、使い方を教えたり、連絡はlineでするから!と言ってあります。
両親もlineで連絡してくるので、固定電話は全く利用していません。(もう今の時代、スマートフォンが普及し固定電話は必要ないんじゃないかとさえ思います)
結論!一番効果的な対策方法
結論として、今の所出来る有効な対策は、やはり「固定電話に出ない」という事が、アポ電強盗の対策としては一番効果的と言えます。
留守電機能をONにする、電話機に家族の電話番号を登録しておく、ナンバーディスプレイを契約、自動通話録音機などを利用しましょう。
そして、ナンバーディスプレイをしていれば、登録していない番号や非通知などでかかってきた場合には電話には出ないということが可能です。
もし、電話に出てしまった場合は、家族や息子と名乗られてたとしても、個人情報や自宅の住所などは絶対に言ってはいけません。怪しいと思ったら、すぐに警察に直接連絡をしましょう。
また、警察官や宅急便の配送業者を名乗り、名前や住所を電話で聞いてくることもあるかもしれません。そのようなことを電話で聞いてくることは絶対にありません。
詐欺の形は「アポ電」に限らず、年々巧妙化しています。しかし、注意喚起していても、被害は減少せず、増えています。
オレオレ詐欺や振り込め詐欺の逮捕者を多くなってきた近年では現行犯逮捕を恐れ自宅に強盗に入る「アポ電強盗」が増えているといわれています。
命の危険もあるアポ電強盗から身を守るために、、そして周りの家族でコミュニケーションをとり、今できる最大限の対策をして被害にあわないようにしていきましょう。